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犬のシャンプーに最適な温度は夏と冬でも違う。正しい温度とシャンプーの選び方

犬のシャンプーの最適温度 ペット
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11月21日 20:00~27日 1:59 開催!

犬のシャンプーをサロンだけでなく、家でも飼い主さんがワンちゃんをシャンプーしてあげることも多いと思います。

その時のシャンプーの適切な温度はみなさん知っていますか?

また、人間のシャンプーは夏の暑い日は温度を下げて、冬の寒い日は温度を上げて、自分で調節できますが、犬も夏と冬で温度を変えてあげた方がいいのでしょうか?

犬のシャンプーに最適な温度などを説明していきます。

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犬のシャンプーに最適な温度は?夏と冬で変える?

犬をシャンプーする時に最適な温度は、37~38度と言われています。人間のお風呂の温度より少しぬるい温度になりますね。

犬は人間よりも迅速に体温調節が出来ないため、この温度が適切と言われています。

そのため、人間が適温と感じる温度よりも低い温度でシャンプーをしてあげることで、犬の体力を奪ったり風邪を引いたりするのを防ぎます。

夏のシャンプーの適温

先ほども書きましたが、犬は身体が毛に覆われているため、体温調節が人間よりも苦手です。

そのため、30度を超える真夏日などの暑い日は適温と言われている37~38度から2~3度下げた温度でワンちゃんをシャンプーしてあげるといいでしょう。

人間での感覚でいうと、ぬるい水くらいの温度です。

これ以上温度を下げてしまうと、風邪を引いてしまう原因にもなりますので、下げすぎには注意してくださいね。

冬のシャンプーの適温

冬場のシャンプーは、人間にとって丁度良い温度に設定したままで犬のシャンプーをしてしまうと、火傷の原因になってしまいます。

また、40度を超えると犬にとって必要な皮脂まで流してしまうので、40度以上は絶対にやめましょう。そのため、特に冬場のシャンプーをする際には、温度をよく確認してください。

冬にシャンプーをする環境にもよりますが、38度くらいが適温と言われています。

大型犬や毛が長い犬種は少しぬるめ、小型犬や毛の短い犬種は少し熱めを心がけましょう。

なお、冬のシャンプーは寒く感じるワンちゃんも多くいますので、普段より素早く時間を短縮してシャンプーしてあげましょう。

犬のシャンプーのおすすめ

犬用のシャンプーが切れてしまったけどシャンプーしたい、人間用と別途購入するのが面倒だと感じる飼い主さんもいると思います。

しかし、人間用のシャンプーで犬をシャンプーするのは絶対にダメです。

人間とワンちゃんは皮脂が違います。

pHで表現すると、酸性は1・中性7・アルカリ性14ですが、人間の皮脂は5.5~5.6の弱酸性です。

犬の皮脂は、犬種によりますが6.2~8.6の弱アルカリ性です。夏には9.2まで上昇することもあるようです。

人間の弱酸性の皮脂に優しいシャンプーで、犬の弱アルカリ性の皮脂をシャンプーしてしまうと、落としたい汚れが綺麗に落ちずにシャンプーをする意味がなくなってしまうのです。

この理由から、犬の皮脂にあったpHのシャンプーでしっかり洗ってあげることが重要になります。

では、犬に合っているシャンプーとはなんでしょうか。

犬用シャンプーにはいろいろな種類がありますが、以下の5つに分けて紹介します。

しっとりタイプとさっぱりタイプのシャンプー

室内犬でほとんど家から出ないワンちゃんは、家のエアコンやヒーターなどの環境で乾燥してしまうケースがあります。

そのため、乾燥している犬用にしっとりタイプのシャンプーを選びましょう。

また、犬種によってはベタつきやすいワンちゃんもいますので、そのときはさっぱりタイプのシャンプーを選んであげましょう。

・しっとりタイプのシャンプー:ベタイン系

最近話題のベタイン系ですが、保湿がしっかりとできるシャンプーになります。

保湿がしっかりできる上に、毛がふわふわのサラサラになりますので、毛が長い犬種のワンちゃんに使ってあげると仕上がりがよく分かります。

商品の成分表示にベタインと記載されているか確認しましょう。

・さっぱりタイプのシャンプー:スルホコハク酸系

刺激が少し強くなりますが、洗浄力が強くさっぱりできるシャンプーですので、皮脂量が多いワンちゃんに向いています。

乾燥しているワンちゃんには合わない商品ですので、使用は控えてください。

商品の成分表示は、スルホコハクラウレス2Na・スルホコハク酸(C12-14)・パレス-2Naなどの記載があるものがさっぱり系のシャンプーになります。

薬用シャンプー

皮膚病のワンちゃんには薬用シャンプーがおすすめです。

皮膚病と一言でいっても皮膚病にはたくさんの種類があり、それに合わせて薬用シャンプーにも多くの種類があります。

・細菌を死滅させる効果がある抗菌性シャンプー
・カビなどの感染を防ぐ抗親近性シャンプー
・皮脂が過剰に出てきてしまう場合は抗脂漏性シャンプー
・フケ症に効果のある角質溶解性シャンプー

などその他にもたくさんの種類があります。

薬用シャンプーを独断で選んでしまうと、皮膚病の種類によっては合わない場合がありますので、必ず獣医さんに確認してから薬用シャンプーを使用するようにしましょう。

無水シャンプー

シャンプー嫌いのワンちゃん・身体の不自由なワンちゃんにとってとても優しいのが無水シャンプーです。

名前の通りで水を必要としません。子犬を洗う際にも使用されるほど優しい成分で作られているので、犬がシャンプーを舐めてしまっても安全です。

食用に使われる成分で作られているものが多く、その安全性から犬の食器洗い用洗剤として使用したり、コットンに含ませて歯磨きシートとして使用できたりするシャンプーもあるほどです。

また、ノミ・ダニ用のシャンプーも多く見られますが、シャンプーをするとノミは一時的に仮死状態になります。

しかし、そのまま放置してしまうとまたノミは再起してしまうとも言われていますので、ノミやダニ用シャンプーを使用しても根本的な解決にはなりませんので、ノミ・ダニを発見した際は動物病院へ行きましょう。

最後に

犬のシャンプーは、基本的に37~38度が適温となっていますが、体温調節が人間ほど得意ではないことを考えて温度設定をしましょう。

犬種や毛の長さなどによって最適な温度の検討が大切です。

また、シャンプーの種類もワンちゃんにとっては大切なことです。獣医さんからアドバイスをもらうことも時に必要となります。

犬に合ったシャンプーを選んであげることで、皮膚病を良くしてあげることも出来ます。

シャンプー嫌いのワンちゃんには無水シャンプーを使ってあげることで、今までもより健康的で清潔感あるワンちゃんにしてあげられるチャンスです。

シャンプーを飼い主さんがしてあげることで、よりワンちゃんを知る良い機会になるでしょう。

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