最近では、共働きの家庭が多くなり、専業主婦をしている奥さんが減ってきた気がしますね。
共働きでも大好きな犬を飼いたいという家族もいると思います。
そうなると犬を一匹で留守番させてしまう時間が長くなってしまうこともあります。
ワンちゃんの体調面は大丈夫か・いたずらはしていないか心配になります。
共働きの家庭では、ワンちゃんの留守番をどうしているのでしょうか?またその際、餌やお水はどうすればよいでしょうか?
共働き夫婦の場合の犬の留守番
犬の留守番ができる時間は10時間くらいが限界と考えておくと良いです。これもどの犬もそうという訳ではなく、やはり固体差があります。
見た目ではわからないストレスもありますから、できるだけ留守番でストレスをかけないようにするのは飼い主の責任です。
共働き家族の場合、ワンちゃんの留守番の可能性が高くなりますが、その際には何に気をつける必要があるでしょうか。
体調の変化に気をつける
共働きをすると当然家族が家にいる時間が少なくなります。
そうすると、必然的にワンちゃんと関わる時間も減り、体調の変化に気付きにくくなります。
一緒にいられる時は、ワンちゃんとのコミュニケーションをたくさんとって些細な体調の変化にも気づけるようにしましょう。
など、コミュニケーションを取りながら確認してあげましょう。
それでも体調管理が不安であれば、病院で定期的に健康診断を受けましょう。
留守番時の環境を確認する
留守番時の環境をワンちゃん目線で確認しましょう。
ワンちゃんが留守番しやすい環境か以下の項目で確認してみましょう。
その他にも家族の環境によって項目は増減すると思います。
家族でワンちゃんの目線に立って留守番時の注意事項を確認しておきましょう。
犬の留守番は見守りカメラがあると安心
ワンちゃんの留守番について、ワンちゃんの目線で考えてと書きましたが、留守番しているワンちゃんの様子は本当のことは分かりません。
良い環境のつもりが、実は部屋の温度設定が寒すぎてずっと丸まって暖をとっているかもしれません。
こっそりいたずらをしているかもしれません。宅配便などの来客に対して吠えているかもしれません。
キッチンやテーブルにあるご飯やお菓子を食べているかもしれません。
そういった心配事を確認するのにも便利な物がワンちゃん見守りカメラです。
見守りカメラと一言で言っても様々な種類がありますので、どういった見守りカメラを購入すればいいのでしょうか。
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【撮影範囲】
カメラですので、もちろん撮影ができます。
ですが、撮影の範囲は種類によって変わってきますので、要確認です。
ペットを撮影するカメラですので、ペットが行動する範囲を撮影できるか、死角がないかは確認したい所です。
ケージやサークルを使用しているのであれば、撮影できる範囲が少なくなりますので、固定式のカメラで大丈夫です。
部屋で自由にさせている場合は、部屋全体が確認できるような首振り機能や広角レンズのカメラだと死角が減りますのでオススメです。
カメラの設置場所やインターネットの接続可能場所などにも注意してカメラの種類を考えましょう。
【暗視撮影】
共働きの家族だと日中だけでなく夕方や夜も撮影できるカメラがおすすめです。
夏は明るいうちに帰宅できても、冬は暗くなるのが早いです。
夏に大丈夫だと思って購入しても、冬になったら暗い部屋がよく映らなくてワンちゃんの様子が分かりにくいなんて困りますよね。
そこで、暗視撮影ができる赤外線センサーなどが入っているカメラを選ぶといいでしょう。
【ワンちゃんとコミュニケーションがとれる】
見守りカメラの中には、アプリと連携してワンちゃんとコミュニケーションが取れる物もあります。
出先でワンちゃんの様子がおかしいと感じた時など、アプリを通してワンちゃんに声をかけられると、ワンちゃんも家族の声を聞いて安心するかもしれません。
またアプリを通して家族にワンちゃんの声も届けてくれます。
【エサやり】
急いで家を出てきたのでワンちゃんにエサを準備するのを忘れてしまったり、仕事が終わる時間が遅くなってしまうこともあります。
そうなると、ワンちゃんが家でお腹を空かせて待っている状態にさせてしまう可能性があります。
そういった時、見守りカメラではエサやり機能が付いているものが役に立ちます。
エサやり機能があると、急な時でも安心して仕事ができますし、ワンちゃんもお腹を空かせて待っている必要がなくなりますので安心です。
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【録画機能】
見守りカメラを設置したからといって、仕事先でずっとアプリを通してずっとワンちゃんを見ている訳にはいきません。
そのため、家族が不在時にワンちゃんはどういう行動をしているのか、録画機能があれば後でゆっくり確認できます。
家族には見せないワンちゃんの意外な行動が見られるかも知れませんね。
【エアコンや電気の管理】
見守りカメラのアプリを操作することで、部屋のエアコンや電気の設定ができるものが登場しました。
カメラを見てワンちゃんの様子を確認したら、とても暑そうにしていたらエアコンをアプリで操作して涼しくしてあげることができます。
同じように、部屋が暗くなってしまったらアプリで電気をつけてあげることができます。
ワンちゃんを思って外出時ずっとエアコンと電気をつけっぱなしにする方もいるようですが、この機能があると節電・節約になります。
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子犬に留守番させる時の餌の準備
ここからはまだ小さい子犬に留守番させる場合の餌の用意について説明していきます。
まずは餌の準備ですが、子犬が生後何ヶ月なのかでも準備は変わってきます。子犬は消化機能が未熟ですので、一日にあげるご飯の回数は成犬と異なります。
生後50日離乳期以降の生後6ヶ月までは、一日に3回~4回に分けて餌をあげる必要があります。
そこから徐々に一日に2回~3回へと減らしていきます。まだ餌の回数が多い子犬の場合は、成犬のように留守番をしてもらうことは難しいです。
そのため、
・友人に預けて餌の回数を変えないようにする
・友人かペットシッターに家に来てもらっていつもと同じ場所で餌をあげる
・ブリーダーに預ける
・入院施設のある動物病院に預ける
のいずれかの方法で、できるだけ一匹だけにしない選択をしましょう。
これは餌の面だけではなく、トイレや子犬の変化しやすい体調面においても一匹だけにしない方が良いです。
子犬のうちから一匹で留守番をさせることは、大きなリスクがあります。
留守番をさせるのであれば、せめてご飯は離乳食からカリカリのドライフードに切り替えを済ませてからにしましょう。
ドライフードであれば、餌を与える回数は一日2回から3回でも大丈夫です。そうすれば、餌の心配はいらなくなりますね。
子犬の留守番させる時の水の準備
子犬に限らずですが、常に留守番している時でも新鮮なお水が飲めるようにしておく必要があります。
まだしつけができていない子犬の場合は、お皿に水を置いておくとこぼしたり、ひっくり返したりすることがあります。留守番の時にお皿に入れておくのは適しません。
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留守番の時に新鮮な水を飲めるようにするには、ケージに設置するペットボトル型の吸水器を使用すると便利です。
このような吸水器だと必要な分だけの水しか出てきませんので、飲まない水は新鮮なままを保てます。
また、ケージの外側に給水器が設置されますので、間違えてひっくり返すこともありません。
しかし、給水器であまり飲まない子犬もいます。
ペットボトル型の給水器がいいとはいえ、飲めないのであれば水分不足で脱水症状や熱中症の原因になってしまっても困ります。
その場合は、ウォーターファウンテンがおすすめです。
ウォーターファウンテンとは、犬用自動給水器です。
タンクに水を入れておくと水をろ過してくれますので、新鮮な水をいつでも飲んでもらうことができますし、お皿のようにたくさん飲んでもらうことができます。
またお皿とは違い、タンクが付いてますので、タンクの重さがひっくり返にくくさせます。
またしつけがしっかりできていなくても、お皿より安心して使えます。
様々な形や大きさのウォーターファウンテンがありますので、子犬の飲みやすい高さの物を選びましょう。
最後に
共働きだからといって、ワンちゃんを飼うこと自体を諦めている人もいるかもしれません。
ワンちゃんへの思いやりをもって留守番時の工夫と対策をしっかりしてあげれば、ワンちゃんも安心して一匹の時間を過ごせます。
ワンちゃんにとって大切なことを家族で話し合う大切な機会にもなりますよね。
とはいえ、まだ子犬の場合は一匹だけで留守番させるのはおすすめできません。
餌と水やりのためだけではなく、子犬の体調やしつけの面からしても良いことがありません。
家を留守にする可能性があるなら、預け先などをあらかじめ決め手から飼うようにしましょう。
家族もワンちゃんも安心して暮らせる工夫をしてくださいね。